<写真はパンフレットより>
神戸で昨年の横浜に続いてお聞きした経営発表。
大手学習塾がやりたがらない、「経済的に裕福でない家庭」・「学力の低い層」を対象に、少子化にもかかわらず、一代で300教室13000人規模に育てられた大阪の福盛訓之社長。
『学習塾は人材の育成が全て』と採用と人材育成に力を入れ、非常に苦労されながらも離職率の低下、顧客満足度の向上、退会率の低下と、業績向上を果たしてこられました。
どれだけ優秀な人間でもメンタル不全になるような、想像を絶する数々の困難に、ただただ実直に向き合い、誰にも負けない努力を重ねてこられた生き方に心が震えました。
マナー等の人材育成をしている私にとって、行き着くところは「どうすれば福盛さんの様な方が育つのか」
私の質問にも、「幼少時の家庭環境」、「発達過程で影響を受けたできごと」など、丁寧にお答えくださいました。
能力の高い人が、自らの立身出世のみを追求し、利他の心が足りない世の中を危惧され、フィロソフィー教育を通じて"人として何が正しいか"を社員に徹底されてきました。これまで数百社の経営発表をお聞きして、業績向上の核はそこにあると感じています。
今後も"教育格差を是正"し、日本の"教育水準の底上げ"を目指していくとのこと。
1人でも多くのリーダーの立場にある人に知っていただき、幸福感を持って働く人の輪が広がればと思います。