ベストセラー『その話し方では軽すぎます!~エグゼクティブが鍛えている「人前で話す技法」』著者の矢野香さんの講座を大阪商工会議所で受講しました。
著書を既に読んでいたので、当日少人数で受講できることにとてもワクワクしました。
ご自分では、NHKキャスター16年目という実績はアナウンスが上手いからではなく「見せ方」が上手いからできたのだとおっしゃっていました。
せっかくですのでポイントをいくつかご紹介したいと思います。
出発点は「どんな人物に見られたいか」ということ。
まずは「他人に与えたい印象」を決めます。
そして自分の第一印象を正確に知ること。
これはお世辞抜きで率直に教えてくれる人がいります。
ここで「与えたい印象」と「自分の第一印象」にギャップがあれば要注意で、
「話す内容」「話し方」「話す声」を改善していく必要があるとのこと。
また、数々の印象形成の実験によると、人が相手に好印象を与える要因は
「親しみやすさ」、「活動性」、「社会的望ましさ」の三つに分けられるそうです。
・「親しみやすさ」…優しい、親切な、面白い など
・「活動性」…堂々とした、積極的な、リーダーシップのある など
・「社会的望ましさ」…信頼できる、分別のある、誠実な など
矢野さんによると、このカテゴリーの中で自分が一番強く表現したいものを演出することにより「印象と話し方の一貫性がとれ、信頼できる人という印象になる」とおっしゃっていました。