6月から12月にかけて大阪・京都・仙台・佐賀・埼玉・東京と複数の企業様で「営業マナー研修」を実施しましたが、単一民族&狭い日本にもかかわらず地域性を感じました。
神戸大阪等関西や首都圏では自宅に畳が無いという方もいる中、東北や九州では全員が「お客様宅では和室に通されたことがある」とのことでした。
急遽、洋室より和室での立ち居振る舞いを中心に進めました。
電話応対でも、関西や首都圏では語尾を伸ばすと「バカにしている」とクレームになることが多いですが、東北では「伸ばした方が親和性が高まるのであえてそうしている」という方が大半でした。
業界や会社の規模・顧客層により、求められる内容・水準が違ってきます。
来社する顧客の期待値よりも5%アップの応対で満足度を高めていただければと思います。
〈ワンポイントマナー〉
*和室での立ち居振る舞い*
現代では和室のない家も増えてきているので、和室の作法を親から学ぶ機会も減りつつあります。日本人として次の世代に伝えていきたいものです。
◇挨拶の仕方◇
和室では目線の高さで人間関係を図るので、挨拶する時には座布団を外し下座側に正座をし和の挨拶をします。
◇座布団の前と後ろ◇
座布団は一辺が輪になり残りの三辺は縫ってあります。輪の部分が正面で、座った時に膝前が来ます。
◇座布団の表と裏◇
見分け方をご存知ですか?
縫い目のきせで判断します。上から下方向に側地が覆いかぶさる方が表です。
片面に房がある場合はそちらが表です。