大阪・神戸・京都の大手住宅メーカーのベテランの皆様に「接遇マナー研修」に伺いました。
入社時に研修をして終わりではなく、こうしてご自宅訪問前にも再度徹底されるので、
お客様からの信頼が長年にわたり得られるのだと感じます。
会社の研修施設に伺う度、様々な階層別研修が同時進行で実施され、
全国から集まった社員の方々が受講されています。
「企業は人なり」を地で行かれていると毎回感心します。
お客様宅訪問やクレーム対応の実技をメインに熱心にご受講いただき、
最後の決意表明ではベテランの方でもこんなに意識が変わるのだと感銘を受け胸が熱くなりました。
研修責任者の方の熱意で、大きく成果が上がることを目の当たりにした1日でした。
〈ワンポイントマナー〉
「クレーム対応」と「限定謝罪」について
クレームを言う時、お客様にあるのは会社と担当者への不信感です。
クレームを真摯に受け止める姿勢が伝わるとお客様は安心します。
クレームを大きくしたり長引かせないためにも、お客様の気持ちに寄り添った謝罪
によって、信頼を取り戻しましょう。
対応によっては「クレームこそファンづくりのチャンス」とも言えます。
限定謝罪とは「不快な思いをさせたこと」や「ご不便をおかけしたこと」等、
何に対しての謝罪であるかを明確にした、部分的な謝罪の仕方のことです。
クレームの詳細がはっきりしないまま全面的にお詫びすると、お客様の思い違いや
こちらの説明不足があった場合に複雑になり、その後の対応がこじれることがあります。
事実確認をして、自社側に非があった際は迅速に誠実な謝罪と対応をしましょう。
それがお金で買えない長年の信頼を築いていくことになります。