大阪のセキスイパーソネル様での第3クール第2日目の「信頼関係を築くコミュニケーション研修」では登録スタッフの方に加え、新入社員、関係会社の方やその上司の方もご受講くださいました。
派遣会社は人が資本。高い専門知識に加えて、顧客の要望を丁寧に引き出す「傾聴力」、他者に配慮した「伝える力」が求められます。
理論を伝え、ぺアワークやグループワークで和気あいあいと実践いただきました。
研修後は社員の方に個別面談を実施。各人の中長期の成長に繋がるアドバイスをお伝えしつつ、日頃の思いを伺いました。
スタッフや社員の幸せを考え、人材育成に注力されている会社だけあり、お話を伺っていて従業員満足度の高さを実感しました。
<ワンポイント>
自分の感情や置かれた状況を未整理、無自覚のまま話すと相手に感情をぶつける話し方になってしまいます。怒りは伝染するので相手も不機嫌になりその場は台無しです。目的は喧嘩することではなく、いかに良い方向に物事を持って行くか。
アサーショントレーニングの一つにDESC話法があります。
(例)友人と夜6時に食事しようと待ち合せたのに時間になっても来ません。「日時を間違えたのか?連絡は入ってないか?何かあったのか?」と心配していると1時間遅れで7時に現れました。
第一声あなたは何と言いますか?「遅い!」「何で連絡くれないの?」と怒りをぶつけますか?それとも?
<DESC話法一例>
Describe 状況・事実を述べる「○○さんもう8時だよ」NOと言えない
↓
Express 意見や考えを述べる(Iメッセージで第一感情を)
↓ 「何かあったかと思って心配したよ」
Suggest 解決策・妥協案等を提案する
↓ 「遅れるときは電話/メールで連絡してよ」
Consequence 双方にとって肯定的な成り行きを示す
「そうしたら良いお店を探して並んでおけるよ」
「その間○○さんの会社の近くまで移動して早く会えるよ。」
いきなり感情をぶつけると売り言葉に買い言葉でエスカレートし、お互い嫌な気持ちが増幅しかねません。
気持ちを切り替えて、この後一緒に良い時間を過ごすためにもいったん冷静になってアサーティブな会話をすることが望まれます。
ビジネスでもプライベートでも試してみてくださいね。