今月は心に残るビジネスマナー研修が続きました。
社員の心をとらえ「この会社のために頑張ろう」と思われるトップには共通項があると感じました。
1.広告代理店ではデザイナーの皆様に「第一印象アップ&報連相研修」。
社長は「ベテラン社員が『今さらマナー?』とならないか心配」とおっしゃっていましたが、杞憂に終わり、和気あいあいと盛り上がりながらも熱心に習得されていました。
最後の目標宣言で「報連相でチーム力を上げ、会社の利益に貢献したい」、「顧客視点で考え、会社のファンを作る!」など社員の皆様の意識の変化に、社長が締めの挨拶で「皆が働きやすい良い会社にしていく」と声を詰まらせ、私も目頭が熱くなりました。
2.訪問看護の看護師・介護士研修では「ご利用者の心に届くポジティブな言葉遣い」を実施。
ご利用者は世話をされる立場のため、看護・介護者の言葉で傷ついても口に出せない事実を知っていただき、①不安を取り除き、②自尊心を高める表現、キャリブレーションのワーク等をしました。
社長は『命の輝きを支える、介護職の社会的地位を高める』との熱い志で、社員の誇りと待遇を高めるために行動されています。
3.鉄工所の新人フォローアップ研修×3回では、最終日に皆さんとランチをいただいた際に、経営者奥様の控えめでさり気ない気配りの数々に思わず脱帽しました。
その都度、新人にも解説して伝えたので良い勉強になったと思います。
人財育成はロールモデルが効果的。会社でも最初ツンとしていた新人が、感じの良い先輩に付いたらソフトな人当たりに変わっていくのを多数見てきました。
年の近い先輩がメンター制(ブラザー・シスター制)などOJT をしている企業は離職率が低いと感じます。また研修先で、社長が育成で新人に鞄持ちをさせている会社もあります。
「理念を掲げ、自ら率先垂範するリーダーシップが、部下の人望を集めている」と実感した5月でした。